番号 34

用 紙 取 出 し 具



アイデアのポイント
伝票用紙類を一枚一枚取り出すとき、指先に唾をつけるか、水をつけるかしていた不便を、
用紙の上に架構した本具の押下げ部と、用紙の上面に押し当てられる弾性を有するフレームの先端に設けた接着部により、
積み重ねられた用紙を一枚ずつ確実に接着持ち上げて、取り出しやすくした。

発想の動機
通院中、内科担当の先生の机上に手作りの三段の用紙棚があり、外来予約票、処置票、処方箋が個別に収納されていた。
それを一枚ずつ取り出すのに指先を濡らしていた。私に「これ何とかならないかな、無理だよね」・・・
その一言を聞いて、一発一念3ヶ月を要して完成させた。






発明品の構造
用紙棚に収容する本具は、合成樹脂板を架構するよう形成し、取り出し口の中央部は、弾性を利用する幅を狭めた押下げ部を 特設させ、先端下面(押下げ部の下の面)に両面テープで接着面(粘着面)を設けたことを特徴とする。

使用方法
架構した本具の内側に用紙を収納して、本具先端の押下げ部を指先で押圧し用紙面に押し当て、指先を離すと、弾性により積重ねられた上部一枚のみ中央部が山なりに接着持ち上がりつまみやすくなるから簡単に取り出すことが出来る。
持ち上げ途中で、はがれても前にせり出して落下するから取り出しやすい。



連絡先

毛利武朗  〒247−0007  横浜市栄区小営ヶ谷3−24−26  電話(045)891−5624