特 許 公 開 早 見
【特開2002-096097】

【発明の名称】汚泥中の重金属類の除去方法及び装置及び無害化汚泥
【出願人】谷口 幸弘
【国際特許分類第7版】  C02F 11/00  ZAB
【FI】  C02F 11/00  ZAB J  C

【課題】汚泥中の重金属を電気泳動による分離が考えられるが,イオン透過膜式では膜の目詰まりが大きな課題として挙げられる。(技術的課題) 汚泥を埋設する場所もなくなり,焼却処分をすればそれなりに燃料を必要とし何らかの対応が必要とされていた。(社会的課題)

【解決手段】膜式分離法では汚泥と言う物の性質上目がつまるので,同じ電気泳動ではあるが,水中に汚泥を上から入れ粒子が落ちていく時に,水平方向に電気を流して,陰極側に重金属類を集めて排出する分離手段を採用。汚泥を有効に利用出来るようにすることにより利用量の拡大を図り焼却処分,埋設処分を避ける。

【発明の効果】この装置,方法により汚泥中の重金属類を短時間で除去することが出来る。一装置における制限はあるものの,並列に組み合わせることにより量の増大,直列に組み合わせることにより精度の向上が出来る。肥料としての有用元素であるカリュウム、等の抽出装置としても利用できる。この装置を使えば汚泥中に含まれる細菌,虫,虫の卵等は死滅する。同,植物の種も死滅又は変質し除草効果がある。汚泥を有効に利用することにより焼却処分,埋設処分を避け,環境保全に寄与するので,社会的に重要な発明である。




【連絡先】(谷口 幸弘)
【電話】03-5977-3956 【FAX】03-5977-3957 【Eメール】 taniguti-ss@mwd.biglobe.ne.jp


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